学習のスケジュールを調整する

看護師は学校を卒業しただけではなることができません。看護師国家試験を受験し合格することで、初めて看護師を名乗ることができます。看護師国家試験の出題範囲は膨大です。しっかりと学習スケジュールを立てて挑むことで安心して受験日を迎えることができるでしょう。具体的には、最終学年になったら国家試験を意識した勉強をはじめます。ただし最終学年のはじめのほうは、看護実習が残っている人も多いでしょう。看護実習は看護師になるために大切なことなので、実習があるうちは実習に重点を置きましょう。過去問を空いている時間に少しずつ手を付け始める程度でも勉強になります。

実習が終わる夏ごろから本格的に勉強を始めましょう。まずは、過去問を攻略することが大切です。過去問を何回も解きなおして試験の傾向や自分の苦手な部分を確認します。秋ごろには就活が始まります。看護師の就活はそれほど難しくありません。就活は不安も大きいですがこの時期にしっかりと基礎を固めておくことがポイントです。年末年始は最期の追い込みの時期です。イベントも多く浮かれやすくなりますが、この時期には過去問は問題を見たら反射で解けるくらいになっておくと安心して試験日を迎えられます。

また、一問一答などを利用して空き時間も常に国家試験のことを意識するようにすることが必要です。以上のように看護師国家試験は勉強期間に実習や就活が重なるため、そのバランスを考えながら学習スケジュールを組むとよいでしょう。